不登校になったわけ
2016年 08月 12日
ぼんちゃんは4年生になってから登校しぶりが始まり、5月末から普通に登校できなくなりました。
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最後に登校した日は頑張って教室に入ったものの、耐えきれずランドセルも何もかも置いて、泣いて帰ってきたのです。
原因は担任の先生と合わなかったこと。
ぼんちゃんの話によると、
▪️新学期初日、新しい学年になり、どこに靴を置けばよいのか友達と探していたらいきなり叱られた
(そんなことすぐわかるでしょ、先を読んで行動しなさい、と)
▪️教室で規則を守らず遊んでいた生徒がいたので先生に伝えたら「だから、それが何?」と冷たくあしらわれた
▪️宿題を忘れた生徒に、「先生は騙されました」と叱っており、宿題を忘れた生徒が泣いていた
(宿題を忘れたのは本人の努力不足・不注意等で、先生を騙すことではない)
▪️不登校になりつつあったぼんちゃんに「学校に来れない自分は好き?嫌い?」と
(どちらを答えても自分に不利になる)
▪️担任に会いたくなくて逃げた時に、「そんなところにいたらまた怖いの(お化け)が出てくるよ」と
(ぼんちゃんは担任教師と通級指導の先生に教室でお化けが見える気がして耐えられないと訴えていた)
こんな具合です。
多分、こんな調子で毎日指導が行われていたのではないかなぁと思います。
担任教師には自覚はなくて、多分元々言動の矛盾やその脅迫性に気づかない人なんだろうと思います。
「クラスの秩序を作っていくために厳しく指導しており、クラスがまとまったらぼんくんのフォローをしようと思っていたけれど、間に合わなかった」
とのこと。
4年生というと、まだ教室の中で先生は絶対的な存在のはずです。
でも、ぼんちゃんはそんな担任教師に対して心の中では従うことができず、ASDの特性(規則を守る→先生には従わなければ)との狭間で、どんどんどんどん調子を崩していきました。
ぼんちゃんは言葉の感度(と言ってよいかわからないのですが)が高く、矛盾した言動や不正などに対しても鋭い部分があり、そしてとんでもなく繊細です。
そして、まだ9才。
先生に訴えることもできず、そのまま不登校となりました。
これらを具体的に知ったのは、入院を決めてから。
環境が変わる(やっとこの状況から脱せられる)ことから、話してくれたのだと思います。
多分担任の先生が原因だろうなぁと思いながらも(なので、今年一年は登校できないかもしれないと考えていた)、100%ぼんちゃんのサポートができなくて、本当に申し訳なかったなと。
余談ですが、入院で良かったこともあります。
それは、担任教師には言えなかった自分の意見を、主治医にはきちんと(泣かずに)言っているということ。
そして、教師や医者や、私たち以外の大人も絶対的な存在ではないと気づいたこと。
これはぼんちゃんの特性上、体得していかねば気づかなかったことだと思います。
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by icecream07
| 2016-08-12 07:32
| 登校-不登校