ぼんちゃんから学ぶこと

今ぼんちゃんは本を読む練習をしています。
いや、受験勉強もしてよ…と思うのですが、今は6年生の勉強を嫌々ながらも毎日自発的にしているところなので、そちらは夏の模試などを受けて自分の実力を知ってから取り組めば良いかと考えています。(遅いかな)

のんびりしている理由は、いろんな選択肢があって、受験をして中学に進むも良し、スクールに留まり最低限の学習を塾で身につけるもよし…と、私もあまり積極的に考えていないからかもしれません。
本人がやる気ならば応援するのですが、「勉強をやらされている」と本人が感じやすいので、それは今は避けたいところ。

本の話に戻ります。
今はアイスキュロスAischylosのギリシアの悲劇Ⅰを読んでいます。
漢字が難しいと文句を言いながらも、読み始めると集中しているので、きっと面白いのでしょう。
ぼんちゃんがいなければ、私は古代ギリシアの物語など知ろうとも思わなかっただろうし(多分)、子供との関係というのは本当に不思議なものだと感じています。年齢が上だから、または、母親だからといって、ぼんちゃんに教えるだけでなく、教えられることがとても多いことに驚きを覚えます。
私が40年近く回り道をして辿り着いた場所にぼんちゃんはもう立っているのだなと思うと、羨ましくもあり、その好奇心を大切に育んでいってあげたいとも思います。

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ぼんちゃんが不登校になって先が見えなかった2年前。タイミング良く「古代ギリシャ展」が始まりました。
私は十代の頃にギリシャを訪れているのですが、胃腸炎になり、その後1ヶ月近く苦しんだ記憶しかありません。また、知識もなかった為、歴史ある美しい風景には圧倒されたものの、その細部までの意味をわからず、今となっては非常に残念でなりません。
しかし、この「古代ギリシャ展」ではぼんちゃんがガイド役となり、とても楽しかったので、いつかぼんちゃんとギリシャやイタリアを訪れてみたいなと思いました。


藤村シシン先生の聖地巡礼(?)。
冥界の神ハデスとペルセポネの思い出の湖を見ることができて、私の方が興奮してしまったりして!
ヘパイストスの神殿も感動しました。

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# by icecream07 | 2018-05-22 10:39 | ギフテッド/2E

コミュニケーション能力

先日ぼんちゃんと近所のビアバーで開かれた落語の会に行ってきました。
日頃読み聞かせ(未だ)を好むだけあって、間近で観る落語には大興奮。
また少し世界が広がりました。

そのお店は知人のお店で、お客さんも知り合いがいたり、知らない人も同じテーブルについたり。
私よりも話し込んでいたぼんちゃんは、なんとその中の一人から自転車をもらう約束までしてきました。
周囲から「大人を転がすのがうまいねぇ」などと言われるぼんちゃんですが、本当に私なんかよりもよっぽどコミュニケーション能力が高いような気がします…

そんなぼんちゃんですが、スクールでの人間関係では悩まされることもあり、この間はスタッフさんに注意をしたのだそうです。
ぼんちゃんの言っていることは私が聞く限り真っ当だけれど、言われたスタッフさんはどう感じたかなと不安が募ります。
どのようなことかというと、ぼんちゃんより一つ年上のA君という子がいて、彼は所構わず失礼なことをわざと言うところがあったけれど、ここ数ヶ月でとても成長して(ぼんちゃんいわく…)、それを面白く思わないB君というぼんちゃんより一つ年下の子が「前のA君に戻らないならA君のレゴを壊すからね!」と暴れ、それをなだめに来たスタッフさんがB君に注意しながら「A君も気をつけないと」と注意したことに対して、

「あれはB君がA君に絡んで、A君が怒るのを待って、スタッフさんにA君が叱られるように仕向けているから、スタッフさんは現時点で何もしていないA君に注意しちゃダメだ。このままだとA君が(ストレスから)B君の思った通りに行動して、理不尽に叱られてしまう」

というような事を言ったのだそうです。
わかりづらいですね^^;

つまり、B君がA君を挑発しているのに、スタッフさんがB君だけでなく年上のA君にも注意をしたので、ぼんちゃんは「それはダメだ」とスタッフさんに注意をしたということです。
(B君はスタッフさんの注意も真似るようなので、それもぼんちゃんは心配して)

これではぼんちゃんも気が休まりませんし、スタッフさんもぼんちゃんに言われてどう思ったか…

ぼんちゃんはギリシャ神話が好きなだけあって(?)人の本質や人間関係を見抜く術が身についているように思います。
しかし、いざ自分の身にそれが降りかかったらどうなるか、という点では、まだまだ対処する力がついていないので、そういった発言にはヒヤヒヤしています。

本人は真っ当なことを言っているつもりだし、人は対等であるというスタンスで話していますが、そんなことは「普通」は考えられにくいですからね。。

まだ11才であることを考えると、そうした学業とはまた別の発達の早い部分はどうしてあげるべきか、と、ふと考えてしまいます。
(ビアバーの店主からは「子供ってより、後輩みたいスね」と。笑 確かに、音楽の話やメニューの話など、やり取りを横で聞いていると愉快です)


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先日の落語の演目は『道灌』と『柳田格之進』でした。



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# by icecream07 | 2018-05-21 13:40 | ギフテッド/2E

西洋古典の専門家に会う

4月開講の、ギリシア神話(トロイア戦争)の講座を受けることになりました。

ぼんちゃんは『神統記』『イリアス』『オデュッセイア』については読んで(古代ギリシア風に"聴いて")いるので内容はほぼパーフェクトに知っているけれど、ギリシア神話が何であるのか、どのような言語で書かれ、いつの時代のものか、というような基礎的な部分は知らなかったので、古代ギリシア・ローマの研究者である専門家の先生の講座を受講することを決めて良かったと思いました。


何よりも良かったことは、今まで自分一人の世界だった「ギリシア神話」が、専門家との出会いによって"話が通じる"という感覚を彼が感じ取ったことです。それはそれは大興奮で、「僕も先生のようになりたい!」と、憧れを抱いたようでした。(先生が何度もぼんちゃんにお辞儀をして「よく来てくれました。」と言って下さり、そしてぼんちゃんのギリシア神話への理解にも感動して下さったので、ぼんちゃんの顔から嬉しさが滲み出ていました)


ギリシア神話は西洋の教養・文化の基礎に影響を与えた文学であり、ただちにそれが学力として反映されるものではありませんが、ギリシア神話を学ぶことはこれからの彼の学びにも大いに役立つことになると思いますし、彼自身の人生を豊かにするものだろうと思います。

食べ物の好みもあちら辺り(イタリア)が好きなのは偶然でしょうか。


このように、専門家に出会えば「ギリシア神話」の知識も病院から言われるように"障害特性"とは思われず、むしろ先生にも褒めてもらえて、それって生きる上で大事なことだよね、と思いました。むしろ、平均的な学びから外れたら障害とする怖さを同時に感じます。(確かにぼんちゃんには障害が諸々ありますが、それとこれは別問題と私は感じています)


講座は1時間半。学校は50分。それでも学校でぼんやりしているのは、繰り返し繰り返し同じことを学ぶからつまらないと。いつしか勉強が面倒くさいものになってしまっていたけれど、こうした勉強もあるんだよ、と教えてあげられて良かったのかもしれません。

ちなみに、現在の基礎学習は毎日10分のみ…

少しずつ時間を伸ばしていきたいなと思います。

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ぼんちゃんは偏食なのに食べ物はいろいろ試してみたい派。
先日はベトナムのサンドイッチ、バインミーをオーダーしていました。。パクチーもなますも抜きなので、レバーサンドなのですが…面白い。(レバーペーストは好きなんだそう)

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# by icecream07 | 2018-05-01 11:02 | ぼんちゃんの学習

またしても久しぶりの投稿となってしまいました。

4月から6年生となったぼんちゃん。
毎日元気にフリースクールに通っています。
スクールに通い始めて一年たちますが、この一年で様々なことを学びました。
最初はお弁当を嫌がり、大人のようにランチを「買って」食べてみたいと言っていたぼんちゃんですが、スーパーのお弁当やインスタントの食事が常となると「何だか満たされない」と知ったようです。
私が料理上手でなくとも、お弁当の方が好きなんですね。
一周回って、弁当好きになりました。
当たり前のことが当たり前ではなかったと知ったのでしょう。

そして、スクールでの友人関係。
スクールには小学生は4・5人しかいません。
毎日来ている子は限られており、中には精神年齢の幼い子もおり、ぼんちゃんはいつもゲームの相手をしたりして、それが大変なストレスとなっている時がありました。
ストレスが溜まりすぎて、何度かスクールから逃げ出してしまったこともありました…
しかし、スタッフさんの協力もあり、そちらもある程度距離を保つことや、勉強面で算数を教えてあげたりすることで、うまくバランスが取れるようになってきたようです。
また、それがきっかけとなり(そして、自分にはギターやドラムは趣味程度なら良いが、のめり込むほどの情熱は今はないと知り)、自発的に学習を始めることになりました。
と言っても、毎日10分程度ですが、自らテキストを選び学んでいるのですから、大きな成長です。
今は6年生の国・算・理・社の4教科を学んでいます。

読み聞かせは、できる限り継続しています。
が、ふと昨夜自分で読めるかな?と思い、読んでいる行の次の行以降を紙で隠して読んでごらんと本を渡したら、すいすいと…
途中から紙で隠さなくても読めるようになり、しかも「これはハマる理由がわかるわ、面白い」と!
何の本かというと、「秘密結社ベネディクト団」です。

こちらは、ずーっと前にあーちゃんも読んでいて、楽しんでいましたね。
なんだか懐かしくなり、あーちゃん11才(12才になる年の…)の時の記事を読み返してしまいました。
私がぼんちゃんに読んであげようと思ったのも、あーちゃんのこの記事を読んだからです。
(5年近く本棚に眠っていましたが…笑)

ぼんちゃんが継続して自分で読書を楽しめるようになるかはわかりませんが、これからも面白い本はどんどん紹介してあげたいなと思っています。

そして、ついに、ギリシャ神話の(西洋古典の)専門家の講座を受けることに決めました。
我が家は残念ながら経済的に豊かとはほど遠いのですが、それでも機会があれば学びの場は設けてあげたいと常々思っており、家計的には苦しいのですが(というほど全く高くはないのですが、交通費などを考えると月々大きな出費となるのです…)、これがぼんちゃんの将来の糧になればと願っています。
専門家の先生と実際に会い、どのような刺激が受けられるのか。
私も一緒に受講する予定なので、今からとても楽しみです。

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私のお仕事の一つ。
お茶友達とお茶について話すことは、とても勉強になります。
真っ当に作られた茶、時の経ったものに再火入れをして作られた茶、不自然な着香のある茶、いろんなお茶がありますが、真っ当に作られた茶の味を知らなければ、誤魔化しの茶は見抜けません。
昨日は10種類近くは飲んだかな…
その中で素晴らしい茶は4種類。
素晴らしいお茶は感激をもたらしてくれますし、こうして比較することにより、その素晴らしさが一層光り輝くように思います。

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# by icecream07 | 2018-04-19 09:42 | ぼんちゃんの学習

新たな一歩

ギフテッドについて誰か大きな声で世間に叫んでくれたらなぁと、4年ほど前に考えていたことを思い出しました。

ぼんちゃんは学校では凹*が目立ってしまっていて(もちろん、凸があることも先生は認めて下さっていながらも)、

なんとなくギフテッド=天才(何でもできる)というようなイメージの中で、その誤解を一つ一つ解いていくほど

の精神的強さもなく…

*ぼんちゃんは障害もあるため、それは致し方ないことでもあって、しかしギフテッドの説明→2Eの説明など、素

人の私では難しいというか、先生方に対し説得力がまるでないんですよね。当たり前なのですが。

そして、私自身小心者であるため、とてもそんなこと大きな声で叫べないや、とうやむやにしてしまっていたのです。


いつしか時が経ち、ぼんちゃんも私も(忙しいながらも)何とか生活が落ち着いてきたこの頃。

私の住む地域の近くにギフテッドの支援団体”IGEC浜松”ができました。

支援団体メンバーは、

■自閉症の会のメンバー

■知的障害者支援の代表

■LDの会の代表

■貧困対策や地域活性化などを目的としたまちづくり委員の委員長

■LGBTの会の代表

などなど、様々なマイノリティーを支援する会のメンバーたちから構成されています。

そのような支援団体と親の会”ギフテッド応援隊”主催のもと、インクルーシブなギフテッド教育を進めようと、勉強会

を開くことができたのです。

※この勉強会の窓口は浜松市で行ったため、IGEC浜松が窓口となっております


子供達の状態を正しく伝えていきたいというギフテッドのお母さんたちの思いに反し失敗してしまったこともありまし

たが(反省)、それでも当日の勉強会には100名以上の方々が来場され、それも親御さんたちだけでなく、支援の方々・

教育機関の方々・市議会議員の方々…様々な方々が参加して下さり、そして支援の側にいらっしゃる先生方も勉強会の

内容に大変感激してくれたことが私としてはとても嬉しかったです。。。(講師の先生が本当に素晴らしいスライドを

たくさんご用意して下さって…)


講師の先生方には無理を言ってしまいましたが、これは新たな一歩であった、と確信しております。

本当にありがとうございました。

そして、ブログ上でしかお話したことのなかった方や、応援隊の皆さんともたくさんお話ができて、それもまた刺激と

なりました。


私はブログ上でギフテッドという概念に携わって(?)きたというだけで恐縮なのですが、挨拶をさせていただきまし

た。

すべての子供達の明るい未来へと繋がる教育となるよう、思いを綴った挨拶文を転載させていただきますね。

(転載したら文字が大きくなってしまいました。すみません^^;)


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 私が「ギフテッド」という言葉を知ったのは、6年前のことになります。

私には今11歳になる息子がおりますが、彼は5歳のときに、アスペルガー症候群と診断を受けました。

当時、誰に相談できるわけでもなく、そこで、誰も見ないだろう・・・と、自分の思いをブログに綴る

ことにいたしました。その時に、「それはもしかしたらギフテッドかもしれませんよ」と声を掛けてく

れたアメリカ在住のお母さんがおりました。その方のお子さんは数学のギフテッドとして、アメリカで

ギフテッドプログラムを受けておりました。そのお母さんの呼びかけで、多くの日本に住む親御さんた

ちがブログ上に集まり、日々の悩みや子供の得意なことなどを話し合うようになりました。

 今日登壇して下さるMさんも、そのお母さんが繋いで下さったお一人です。

 そして、2年ほど前から日本でも親の会を作ろうと、「ギフテッド応援隊」代表のKさんが尽力してく

ださり、今に至ります。

 ギフテッドというと、「天才」やら「高い才能」という部分に目がいきやすいのですが、私がこれま

の6年で思い至ったことは、「その子らしく生きることがいかに大切であるか」という点です。個人

個人が生み出す結果は一つの成果にすぎず、いかにそれがきらびやかであろうと、本人が幸せでなけれ

ば何でもないのです。そして、何よりも大切な「自分は生きるに値する人間である」と、社会から受け

入れられるための安全な場が必要であると、強く思うようになりました。

 もしかしたら、今日初めて「ギフテッド」という言葉を耳にする方もいらっしゃるかもしれません。

そして、今日1日でその理解に至るということもないかもしれませんが、そのように生きている子供たち

が現実にいるのだということを知っていただけたらと思います。

 どうぞ、これからの2時間、ギフテッドとギフテッドに適した教育、そして、枠にとらわれない学びに

ついて、ともにこの空間で学び・お考えいただければ幸いです。

 ギフテッド応援隊・IGEC浜松を代表しまして、Aより開催のご挨拶とさせていただきます。


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# by icecream07 | 2018-03-14 11:44 | ギフテッド/2E