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今日はぼんちゃんのようなお友達が遊びに来てくれました。
ASDでディスグラフィア(もしかしたらディスレクシア)のお友達。

とにかく趣味や話し方が似ていて可笑しかったです。
小さな頃から水族館に通い詰め、人との距離感が大人っぽく&逆に幼い部分もあり、とにかく感受性が豊かで、ASDなんだけども共感力が高くて、涙もろいと。
ぼんちゃんは最近あまり泣きませんが、結局不登校になってしまったのもそれ(他人が叱られているのも耐えられない)が原因の一つだったりして。
同じように、疲れやストレスが溜まると耳下腺(の辺り?)が腫れてしまうという点まで一緒。

お友達、そして学習支援のお話_f0364728_10303734.jpg

(ぼんちゃんと上野の森。)


学習障害の子達への配慮なり支援はまだまだ”ほとんどない”のが現状で、ぼんちゃんは幸いなことに2年生から主要なテストは別室で受けさせてもらっているけど、お友達の小学校ではそのような配慮はなく、既に勉強への意欲だけでなく自己肯定感すらも低下が見られるのだそう007.gif
かく言うぼんちゃんも、毎月の漢字テストで0点から20点をウロウロしてたんで、すっかり自信などなくなってはいるのですがね…

そういえば、読書の話になり、マンガにしろ小説にしろ読むのがめちゃくちゃ速いという話になりました。
ぼんちゃんも読書を始めたのですが、昨日読み始めた厚めの本を今朝までには読み終わっていました。
内容は一応把握してましたが、読み飛ばしはあるはず。
一難去ってまた一難…

とにかく、学習障害の子達への支援を考えていきたいね、という話になりました。
良い方向に進んでいくといいなぁ。






# by icecream07 | 2016-09-10 21:52 | ディスレクシア

戦場…?

今日はぼんちゃんの面会へ。
なんと、エミリー・ロッダのデルトラ・クエスト(児童小説)が読めたと、わざわざ本を持って来てくれました
そして、今2巻目だと。
だいたい200ページほどで、字も大きめです。
それでも、ぼんちゃんにとっては初めてのこと。
一緒に練習してみようねと話したばかりだけど、病院で(時間もたっぷりあるから?笑)挑戦してみたのですね。
なんだか嬉しい016.gif
読み飛ばしなどはあるかもしれませんが、こうして少しずつ活字を読む訓練をしていけたらいいなと思いました!

ところで、先日ぼんちゃんのクラスメイトのお母さん二人がぼんちゃんを心配して寄ってくれました。
お一人はCちゃんのお母さんで初対面ですが、A君のお母さんはぼんちゃんと同じく書字障害があり、以前相談を受けたことがありました。
二人のお母さんがぼんちゃんの不登校の心配してくれていた理由は、ズバリいじめ。
昨年までのぼんちゃんのクラスは特に問題がなかったのですが、A君とCちゃんのクラスは暴力グループがいて荒れており、A君は連日青あざを作って帰宅し、ついに3学期には不登校になってしまったのだと。
学校ではかなりの大問題になっていたようです。
また、別のクラスでは要領の良いSちゃんという女子を中心にある女の子をいじめ、そちらも大問題に…
って、私は全然知りませんでしたよ008.gif
ぼんちゃんのクラスは3年間ほぼ平和だったので。

そんなわけで、殴られたり蹴られたりしていた子供たちの親御さんが、

「4年生の担任は全クラス厳しい先生にして下さい」

と校長先生のところへ直談判しに行ったのだそう…
(えええーーー!)

で、集団で1人をいじめていた中心人物であるSちゃんが今同じクラスにいて、Cちゃんのお母さんがたまたま運動会の時に見かけたそうなのですが、ぼんちゃんにしつこく意地悪を言っていたので担任の先生に伝えてくれたのだそうです。
ターゲットを見つけていじめる子だから、ぼんちゃんが狙われてたんじゃないか、それで不登校になったんじゃないかって。。

(えええーーー!!)

Sちゃんの話なんて初耳。
当時のぼんちゃんは担任の先生が怖くて、多分それどころじゃなかったと思いますが…複雑。

その他にもぼんちゃんが怖がっているファミリーで危険な一家もいますし(カツアゲ・教師への暴力をする、いわゆる不良家族)、挙げていったらキリがないのかもしれませんが、思っていたより学校は戦場っぽいです。

しかし。
今はかなり濃い面子が集まる病院にいて、看護師・心理士・作業療法士の監視下のもとで揉まれているぼんちゃん。
場所が場所なだけに、入院しているのはぼんちゃんタイプだけではありません。(詳しく書けませんが、わりとスゴイです)
学校よりもディープな世界でたくましくなってきてくれたら…と願うばかり(涙)



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# by icecream07 | 2016-09-07 19:13 | 入院

+学習障害の2E

2Eの、主に学習障害の子供たちについてわかりやすく書かれたものってないかな?と思い、ポチポチ検索してみました。
2000年に書かれた論文(?)なので、もしかしたら古いかもしれないのですが、特徴など箇条書きで書かれた箇所もあり、比較的わかりやすいように思いましたのでご紹介します。
Sarah Macfalaneさんという、現在はニュージーランドのマッセー大学(Massey University)にて准教授である方が院生時代に書かれたものです。(多分)

Gifted children with learning disabilities:A paradox for parents

こちら。
(リンクが貼れずすみません。検索してみて下さい。)

How can they seem to learn some things with no apparent effort, and yet in other areas of
learning experience so much difficulty? As noted by Sturgess (1997, p. 3): "Amazing and
creative achievements can pale into insignificance if the student is unable to remember what
was assigned for homework or where a math book was left. Understandably, parents,
teachers, and the students themselves wonder how they could be so capable when it comes to
higher level thinking and abstract concepts, and yet so incapable when they are required to
organise a written product, sequence ideas, and pay attention to detail."


というのは、常々…というには言い過ぎですが、時折ぼんちゃんに感じることです。
で、実際いろいろと悩み困惑するわけです。
ぼんちゃんには申し訳ないけれど、凹ばかり気になってしまい(やっぱり私の色眼鏡かも…)と、思う時もしばしば。
たまに深い知識や鋭い分析等をぼんちゃんから聞くと、一体どうやって学び取ったんだろう?と不思議になります。
※本当に英語は念力042.gifで読んでる節があるので、意味がズレていたらご指摘を!

GCLD(gifted child with learning disabilities)の特徴は箇条書きになっており、その中で幾つかなるほどと思ったのですが、特にこちら。

Inconsistencies in reading ability: either good comprehension but poor reading skills,
or good reading skills but poor comprehension

これは”読解力は高いが読字スキルは低い、またはその逆”という感じでしょうか。


私が悩んだのは、たとえば問題集でも国語のテストでも読解はよくできていて、読めているはずなのに、なぜか厚い本を開こうとせず、いつまでも読み聞かせをお願いされたからです。
それよりも書字の方が顕著にその凹が表れていたため、最初は気づかなかったのですよね。

先にも書きましたが、私は自身の英語力があやしいため翻訳ができず残念なのですが、学習障害でありながら何かきらりと光るものを感じると思われる方は、検索してみて下さい。
何か参考になる箇所があるかも?


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# by icecream07 | 2016-09-06 23:16 | ディスレクシア

読みの大切さ2

昨日の続きです。

ぼんちゃんが本を読めるようになりたいと話してくれたのは、私にとってはかなり嬉しい出来事の一つでした。
昨夜は

目は見えているけど、暗闇の中にいるような

と書きましたが、言い換えれば

読字を避ける傾向にあるために、失っていること(機会)がたくさんある

と常々思っていたので…
私がみてあげられない時間は、手っ取り早く楽しめるゲームなどで”暇つぶし”をしがちです。
これは、文章を読み思考する楽しみとは異なるもの。

で、きらりママさんのブログにコメントした際にも思ったのですが、本人がやる気にならない以上読みの練習は厳しいだろうと。
なので、読みの練習をしてみたいという初めの一歩が嬉しかったのですよね。

ディスレクシアの影響は多岐に渡ります。
読み書きそろばんというように、それが困難であるというのは学校では致命的。
いくらポテンシャルがあったとしても、はっきりと視覚化されない(程度が測りにくい)障害によって本人のやる気が失せてしまったり、サポートも難しいです。
練習をしてもうまくいかないかもしれません。こればかりはわからない。

けれど、やっぱり私は…
私(お母さん)なしでもぼんちゃん自身が読みたい本を読ませてあげたいし、ページをめくる楽しみを味合わせてあげたいです。
勉強ももちろん大事ですが、まずはその前段階といったところでしょうか。

今溜まりに溜まったZ会を持たせていますが、案の定あまり進んでいないようで。

大丈夫かなぁと不安になる時も多々ありますが、焦らず練習していこうと思いました!

週末はGoogle mapを見ながらアテネやオリュンポス山の位置などを確認したり、2年前にばあばと一緒に旅行で訪れたパリやロンドン、北の街などを見てみたりして楽しかったです。

読みの大切さ2_f0364728_10500464.jpg


写真はハワース。
ブロンテミュージアムに行ったり、保存鉄道に乗ったり、楽しかったです。
ぼんちゃん的にはブロンテ姉妹など全く興味外なのですがね…狭いキッチンで物語を執筆していた、という説明や、可愛らしい小鳥の絵には感激していました。
また行きたいなぁ。



# by icecream07 | 2016-09-05 10:13 | ディスレクシア

読みの大切さ

ぼんちゃんも学校が始まりました。
クラスはぼんちゃんともう一人と、超少人数。
それぞれ個別に授業を進めてくれているようです。
そんなわけで、先生からの連絡もとても丁寧。
その中に、
「(地元の)学校はもうほとんど大丈夫、行けそうだけど、不安なのは先生がまだ少し怖いこと…とお話してくれました。今後は先生のどなり声を聞いた時の対処も練習していく予定です」
とありました。

…私はぼんちゃんと接していて時々思うことがあります。
目は見えているのだけど、暗闇の中にいるような、そんな不安感が絶えずつきまとっているようだなと。
それは本人の性格+アスペルガーだからかもしれませんしディスレクシアだからかも、または相互作用によってそのような不安を抱いているのかもしれませんが。
なので、先生が怖いという気持ちが気の毒でならず007.gif
せめて好きな本を読むことさえできたら多少でも自分に自信が持てるかしら、とも思いました。
一冊の本の中には広い世界が広がっていますしね。。

ぼんちゃんは読み書きでいうと書きの方が大変なようなのですが、それでも読みが困難であることには変わりなく、文章から離れるというのは年齢相応の語彙力も付いていかないということになります。
会話はできても、文章になると途端に幼稚園児程度になってしまう。
親である私が見てもそう思うのだから、他人が見たら(精神性含め)年齢相応には絶対に見られないだろうなぁ…と思います。
そんなわけで、読みの練習は必須だと改めて思いました。

そこで、ぼんちゃんに自分で本を読んでみたいと思う?と尋ねてみると、練習して読めるようになるなら、というお返事。

「僕は『イリアス』を自分で読みたい」

と。

そりゃ、自分のペースで読めないのはつらいですもんね。私も眠気に勝てませんし。

あの小さな字の塊を果たして読めるようになるのかわかりませんが…週末は少しずつ読みの練習を始めようと思います。




# by icecream07 | 2016-09-04 22:36 | ディスレクシア