子供の不安障害

昨日のADHDの本を読み、ふとぼんちゃんの不安が心配になりました。(不安×不安^_^;)

実はこれには思い当たる節がありまして、それは自分のですが、生まれてからずぅっと不安に悩まされているのです。(多分私もADD人間なのでしょう)

家族で海に遊びに行っても家族が波に飲み込まれないかという不安、山でフクロウを見つけた時も触ろうとした母が殺されるのではないかという不安。
(これは「森のお化け」という椋鳩十の絵本が影響していると思います。「山のこのはこぞう」も強烈でした)
夜寝る時の不安。小学生になり1人部屋になると更に悪化し、幻聴まで聴こえるように。
その後はしばらく落ち着きましたが、20代では朝起きなければというプレッシャーで期間を空けて2回ほど酷い不眠に悩まされています。
また、その時は先端恐怖症も併発して酷いものでした。
(仕事はそのたびに辞めざるを得ませんでしたし)

30代前半ではまたしても不眠と(今思えば)咳喘息によるパニック発作で苦労しました。
今では普通に社会生活を送っていますが、パニック障害を始めとする不安障害は残っています。

なので、私はぼんちゃんが私と似たような不安を抱いていることに気づき、私との別離と再会を繰り返し、大丈夫だと理解し安心できるようになってくれたらいいな…と思っていたのですが、不安はそれだけではなくより複雑かもしれないと改めて考えてしまいました。

ぼんちゃんを出産したあとから最大級の不安が私を襲ったわけですが、その時に出会った医師が”動機づけ面接法”の先生で、約2年弱の治療で35年も悩まされてきた意味不明な不安によるカオスな状況から解放されました。
また、酷い不眠も消失しました。

ぼんちゃんも同じように幼い頃から不安にがんじがらめにされていて、まともな行動選択をする力が不安に負けてしまっている場合は動機づけ面接法が奏功するのかもしれません。
私やぼんちゃんのような神経質な人は、完治は難しくとも社会生活を営む上で支障をきたさない程度に症状が軽くなる可能性があります。
(私はかなり悪化していたため、今でも薬は飲んでいます。が、ほぼ最低量=頓服のみとなっています。つまり、薬の力を借りてはいるものの、ある程度自分で不安をコントロールできるようになっています)

そして、やっとぼんちゃん主治医が「お母さんの過干渉が不登校の原因」と言った理由がわかりました(遅!)
というのは、母子分離不安から不登校になる場合があるそうなので。
私はこれは遺伝ではないかなぁ…とも思うのですが、どうなんでしょうね。(ぼんちゃんの不安も分離に対する不安がベースではないように思えるので)
比較対象がいないのでわからないのですが、私の場合姉や弟にはそのような状態は見られませんので、一種の特異体質ではないかと思っています。








[PR]
by icecream07 | 2016-10-04 21:06 | ADHD | Comments(2)

多岐にわたるADDの問題

ADHDの脳の実行機能についてまとめられた本を読みました。
筆者の定義するADHD(原書ではADD=Attention defect disorder 以下ADHDと記します)とは、”下記の6つの認知機能が心の管理システムとして慢性に機能しない場合”とのことです。

1)整理して、優先順位を決め、取りかかる機能
2)焦点を定め、注意を持続し、注意を移動する機能
3)覚醒レベルを制御し、努力の維持、処理速度を決める機能
4)欲求不満を管理し、感情調整をする機能
5)ワーキングメモリーを用いて想起する機能
6)行為のモニタリングと自己制御する機能

筆者はADHDを実行機能障害として紐解いているわけですが、それがぼんちゃんの(アスペルガーとはまた別の)一部の問題と合致する部分が多く、非常に納得がいきました。

ADHDというと多動不注意などのわかりやすい行動上の問題に目が行きがちなのですが、より複雑で、ぼんちゃんの場合は不注意をベースとした内面的な問題の方がはるかにそれを上回るような気がします。
たとえば、

・作業に取りかかる意欲
・読字や算数の学習における困難(ワーキングメモリーの機能と関連している可能性が高い)
・文章表現力の障害(記述システムは、読みよりもワーキングメモリーにずっと大きな負担を及ぼしかねない)
・覚醒レベルの維持(コツコツ作業が苦手。直ちに報酬がないと覚醒状態を維持できない=寝る)

などは、まさにぼんちゃんそのもの。
ほかにも盛りだくさんですが。
筆者はADHDの子供が学習障害を併発する割合は通常と比較し30%程度高いと記しています。

また、その他”脳の覚醒/動機づけシステムの混乱が関係する障害”として、

1)抑うつ症と気分変調性障害
2)不安障害
3)外傷後ストレス障害
4)双極性障害

があげられていましたが、特に2)の不安障害で取り上げられていた分離不安は入院してもなお顕在です。
帰宅したら、一人ではお風呂も入れませんし。
これに対しては認知行動療法が有効なのではとも思いますが、素人考えでしょうか。
もうそろそろ一人でトイレやお風呂に行って欲しいです…

なお、ぼんちゃんが計3回受けたwiscにおいてのワーキングメモリーはそれぞれ高くなったり低くなったりしているので何とも言えませんが、それも覚醒レベルと関係したりしてたりして…?などと思いました。

私にとってはアスペルガーよりもこのADHDの症状の方が重く感じるので、たびたびの愚痴となるのだと思います。
アスペルガーの問題ももちろん全くないわけではないのですが…

※この本はとてもわかりやすかったのですが、最終的には”(慢性的な実行機能障害なので)薬物療法が有効、薬を使わないほうがリスクが高い”というようなことが書かれています。念のため。







[PR]
by icecream07 | 2016-10-03 21:43 | ADHD | Comments(0)