2017年 08月 28日 ( 1 )

大伯父さんを想いながら

ぼんちゃんは私が見ているドキュメンタリーが嫌いです。
しかし、嫌いと言いながらも、本人にとって興味がある内容だと知らぬ間に真剣に見ているので、それはそれで良いかな?と思って一緒に見て、感想を話し合ったりしています。


川幅600メートルにも及ぶ大河と2000メートル級の山々が連なるインドとミャンマーの国境地帯。今から73年前、日本軍はこの国境地帯を越えインドにあったイギリス軍の拠点「インパール」の攻略を目指した。しかし、誰一人としてその地を踏むことが出来ず3万とも言われる将兵が命を落とした。歴史的敗北を喫した戦場で何があったのか。新資料と新証言でその全貌に迫る。”(NHK 番組紹介より)

地図職人さんによると、その厳しい道程は日本のアルプス越え3回とほぼ同等なのだそうです。
また、兵站なしという信じがたい状況で、たくさんの命が奪われました。

実は、祖母のお兄さん(大伯父さん)も、南方で亡くなっています。
戦死なのか、病死なのか、餓死なのかもわかりません。

時々、会ったこともない大伯父さんの最期を考えます。
大伯父さんは優秀な人で、T大経済学部を卒業し、就職が決まったばかりだったそうです。
マルクス派であり、戦争に反対であった大伯父さん。
南方で自分の最期を悟った時、一体何を考えていたのか…
「戦慄の記録 インパール」での当時の記録や、元日本軍のおじいさんの証言を通して大伯父さんの姿を想像していたら、泣けてきてしまいました。
(祖母から聞いていたのは、優秀で優しくて、謙虚なお兄さんの姿。皆が皆、あの頃は不幸だったのだと悲しくなりました)

ぼんちゃんにとっては、遠い遠い昔の話。
それでも、

「こんな無茶な作戦を?」

と、子供ながらに驚いたようでした。

時にはこうして一緒にドキュメンタリーを見て、ぼんちゃん自身が考えるきっかけとなるといいな…と思いました。

世の中には、サイクス・ピコ協定など、今現在に至るまで不幸をもたらしている過去もあります。
負の連鎖とならぬよう、簡単にはいかなくとも、それはどこかで食い止める必要があるのでしょうね。

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by icecream07 | 2017-08-28 22:18 | その他