私のことなど

発達障害とギフテッドについて考えていて、ふと思ったことがありました。
実は私はぼんちゃんを産んだあとに頭が混乱してしまい、抑うつの状態になってしまった時期があります。
パニック発作が出てしまったのもぼんちゃんが2才になる頃。
しかし子供の成長は待ったなし、なんとか生活を維持しなければと、精神科を訪れました。
そこで若い男性医師と話をして、なぜか知能検査を受けることになりました。
たぶん、私の言動から発達障害だと思ったんでしょうね。
で、結果、
「あなた発達障害だから治らないよ。僕は3月で異動だから、今後どうするかは自分で決めてね〜」
と言われたのです。
前々から自分のことを周りとは少し違う(馴染めない)と思っていたので、私はやはり発達障害だったのかと納得したものの、このまま抑うつの状態が続いたらマズイと考え、いろいろと調べ、都内の病院で徹底的に治療をすることに決めました。
(発達障害だからこの状態が治らないということはないだろうと、一縷の望みをかけて。私は転換性障害=ヒステリーを患うまで悪化してしまい、脚が動かなくなったり腰痛で歩けなくなったり、当時は散々でした)

都内の病院の医師は動機づけ面接の専門医。
動機づけ面接法とはこんなものらしいです。

そこで私は一年ほど入院・通院治療をしたのですが、半年ほど経った頃、”お母さん”のような医師に、
「以前の病院で発達障害と言われたのですが、その対処としてはどうしたら良いのでしょうか」
と相談をしたら、先生が笑って、
「あなたはただのうっかり者よ。障害というようなレベルじゃないから」
と言われ、その時は目の前の治療に専念することにしつつも、心のどこかで、
(では私は一体何者なんだろう?)
という問いが続いていました。

ぼんちゃんと国立科学博物館や水族館など激しく通っていたのはその頃(ぼんちゃん3才)です。
ぼんちゃんは恐竜だけでなく生物全般に興味を持ち、また、様々な怪獣が登場するウルトラマンが大好きで、ふる〜いもの(タロウとか)から新しいものまでよく観ていました。

話が逸れましたが、ある日ストンと”生きるとは何か”ということが腑に落ち、自宅へ戻ることを決断できるまで回復したことに自分でも気づきました。
(きっと動機づけがうまくいったのでしょうね)

しばらく元気に暮らし、ぼんちゃんも幼稚園の年中さんから通うか保育園かと悩んでいた6年前の3月。
東日本大震災が起こりました。
最初はまだ良かったものの、私は日増しに調子が悪くなり、3〜4ヶ月後、特大級のパニック発作に見舞われたのです…

仕方なし、近所の精神科に救急で診てもらい、しばらくまた通うことになりました。
私は再度、
「やっぱり発達障害だから調子を崩しやすいのかもしれない」
と思うようになっていました。
そこで再検査をすることになったのですが、

「障害ではありません」

という結果が出たのです。

しかし!!

その後ぼんちゃんにアスペルガー症候群(現:広汎性発達障害)の診断が下り、ぼんちゃん医師からも、
「子供がそうである場合、親も傾向はあるから。お母さんも発達凸凹」
と言われ、妙に納得していました。


が。


精神科医によって全く違う診断、これは怖いことでもあるなと今は考えています。

私の幼い頃はぼんちゃんより酷くて、保育園のお昼寝がどうしても嫌で脱走を繰り返し、ついには部屋に鍵が付けられたくらいです。
今なら即検査→ADHDと診断されていたかもしれません。
しかし、実は幼いながらも
なぜ眠りたくないのに眠らなくてはならないのか
他人と隣り合わせで眠るなんて落ち着かないし嫌だ
という気持ちでいっぱいだったんですよね。
そんな私を
「神経質ねぇ」
と母は何度も笑い(悪意はないのだろうけど)、小さいながらも私は自分が恥ずかしい存在だと思い、悲しい気持ちでいっぱいでした。

現在の私は、というと、40年かけてようやく自分らしい生き方を見つけられて、自分を大きく見せたり卑下したりということもなく、フラットに自己表現ができるようになったように思います。
うっかり者なのは相変わらずですし、片付けは苦手だけど、何かを作り上げることは大好きです。

こんな私ですが、ひょっとしたらギフテッド脳の持ち主なのかもしれません。
絶対に体(脳)によくないとわかってはいるけれど、生きること自体刺激が強すぎて、ベンゾジアゼピンとは縁が切れません。(と考えると、これも嗜癖なのかも)

特に際立った才能はないけれど(あるいはあったかもしれないけれど?笑 )、今の自分に満足できているというのは幸せなことなのかもしれません。

そんなわけで、ぼんちゃんには自分が何者であるのか?と思い悩むことなく、自由に、幸せに育ってほしいと願っています。

***

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パイを作りました。
ぼんちゃんの大好きなイギリスのパイです。
私が好きなことは、再現したり、美しいものを見たり、食べたり、集めたり、撮ったり。



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Commented by robo223 at 2017-07-25 17:43
私も自分が子供の頃、どんな場所にも違和感を抱き、とても苦労したので、roboには、同じような苦労をさせたくない、と思って今まで努力して来ました。

そして、roboの主治医に「私もADHDか何かの発達障害だと思います。」と言ったら、「絶対違いますよ。もし、そうなら、こんな風な子育てはできていないと思いますよ。」と言われました。じゃあ、いったい私は何者?と思いました。むしろ、発達障害と言われた方がしっくり来たと思います。

ぼんちゃんは、最大の理解者であるママさんの導きがあるから、とても幸せですね。

パイがとってもおいしそうで、しかも、テーブル・セッティングが、とってもオシャレです💕今はご自分に満足され、日々を楽しんでらっしゃるご様子、何よりの幸福ですね。これこそ、神様からのギフトですね。

Commented by suzu62taha88 at 2017-07-25 21:15
答えのない疑問は、自分自身のアイデンティティもままならなくなってしまい、とても辛い事ですね。

自分と同じ様なところを子供に感じると、同じ思いをさせたくないとおもうものです。

ギフテッドの概念を知る事で、いろいろなことの辻褄があってきたと思います。

ぼんちゃんには、ママが付いているから、自信を持って行きていってくれると思います。


わたしも子供の頃、自分だけ違う感じ方をしていると思うと、まるで自分が誰よりも下等な人間に思えました。
子供の頃はバレない様にこそこそしていましたよ。
今思えば、ほんの少し勘がよかっただけだったのです。

そういう感覚は、本人じゃないとわかりません。
しかも、こういう人たちがいるという情報がなかったら、本人は自尊心を失い自信もなくします。

もう、そういう時代ではないと思うと、本当に良かったと思います。

人と違う研ぎ澄まされた感覚も、障害としてひとり歩きすることはなくなると思います。

経験者の発信によって、それは個性として素晴らしく、尊敬されるべきことでもあると自覚してもらいたいです。

Commented by icecream07 at 2017-07-26 13:36
robo君ママさん

発達障害と診断された方がしっくりきたというお気持ち、よくわかります。
また、同じような気持ちをrobo君に味あわせたくないというお気持ちも。
私もそうですし、ずいぶん長いこと(そうは言っても多分私も…)と考えていたのですが、最近のぼんちゃんの変化を目の当たりにして、自分自身では気づかなかったことを教えられているように感じています。
学生時代を通して馴染めなかった教室を思い出し(たくさんの人がシーンとして静かに近くにいるだけで圧倒されてました)、今のようにオンラインで学べる環境があるって素晴らしいなと思いました。
ぼんちゃんはその点私とは違うようですが(彼は外向的)別の部分で繊細なので、これからも注意して見守る必要があります。
でも、本当に我が子となると不安になり、つい先回りをしてしまいがち…

パイも褒めていただいて嬉しいです😊
不恰好になってしまいましたが、トフィー+バナナ+生クリームという魅惑のパイです。
これじゃあぼんちゃんのダイエットは一向に進まない(苦笑)
こんな風に楽しめる時間を持つことができ、さらにはそれを表現する場ができたというのは、幸せなことですね。
Commented by icecream07 at 2017-07-26 14:08
ふぅ君ママさん

自分は何者なんだろう?という悩みは、つらく苦しいものですね。
どうして感じ方が違うのか、何かがおかしいのではないか、いや、自分がおかしのだろうと延々と悩み、最終的に私は頭がパンクしてしまいました^^;
ですので、まず、ぼんちゃんにも健全な自己肯定感を持って生きてほしいと思っています。
ふぅ君ママさんもご自身を下等な人間とお考えになられた時期があったんですね。
私は自分の神経質さや感情の振り幅の大きさが馬鹿らしく思えて、実際に馬鹿な行為を繰り返せば皆が私を馬鹿な子だと(だから仕方ない)と気づいてくれるだろうと、そんな風に振る舞う反面、なぜこんなにも真面目に様々なことを考えてしまうんだろうと、十代から二十代は葛藤の中で地獄のようでした。
同年齢の子たちに交わりたいという部分も重なると、誤った方向に突き抜けて行きやすいのも難点かと思います。(そんなことでもintence?笑)
ですから、ぼんちゃんのことも私のようになってしまったら大変!と心配していましたが、仰る通り、”そういう時代ではない”ことに安堵しています。

ギフテッドの概念を理解するにつれ、子供たちを守ることがいかに重要なことであるか考えさせられています。
by icecream07 | 2017-07-25 14:56 | その他 | Comments(4)