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親の会、そしてギフテッドの支援について

今朝は一時間目が体育だったからか、登校できていないぼんちゃん。
冬休みからの三連休明けということもあり、登校は厳しいかもしれないとは思っていましたが…

体育は、ぼんちゃんにとって心配事がたくさんある授業の一つ。

着替え→時間がかかる
グラウンドまたは体育館に行くのが遅れる→既に授業が始まっている
4年生になってほとんど出席していないため、最後の列に組み込まれている→馬跳びなど、背の高いクラスメイトと組まなければならない

などなど。
普段ならそうした懸念があったとしても何とかやり過ごすことはできるのですが、休み明け最初の授業となると不安が強くなりすぎて、授業に参加できなくなってしまいます。

2時間目だけは出席するというので、先ほど送って行ったところ。
体育に参加せず、保健室等で過ごしてもいいんだよ、と言ってみたけれど、それは絶対に厭なのだと泣いていました。
この繊細さと黒か白かといった思考、本人のつらさを考えると胸が痛みます。

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どこかにぼんちゃんが安心して楽しく通える学校はないだろうか?と、私は常に考えているような気がします。
また、ぼんちゃんのことを理解して下さる医師はいないのかしら、とも。

このところ、ギフテッドの支援や教育の話題が盛んに出ています。
そんな中、きらりママさんが新たに親の会を立ち上げて下さいました。
ギフテッド(さらに、ぼんちゃんには様々な障害があり、欧米でいうところの2Eであろうと考えています)の親御さんは上記のように思い悩み、そして孤独を感じることもしばしばあるのではないかと思います。
そんな親御さんが集まって、情報を共有し、子育ての苦労やお子さんたちの特異な才能について自由に語る場を作っていただいたことは非常に有難いことです。
教育や福祉の活動は利潤にはフィットしないだろうというようなことを仰った方を以前お見かけしましたが、私も同感です。
誰がリーダーというわけでもなく、自由に・対等に語る場があるというのは、特異なお子さんをお持ちの親御さんにとって(ギフテッドたるや?の)良い学びの場となるのではないでしょうか。
目的に沿った柔軟な思考は、新たな道を切り開いていく大きな力の源になると思うのです。

私は子供に突出した能力がある場合、それを伸ばしてあげることは凹支援と同等かそれ以上に大切なことだとずっと思っていましたし、今もそう考えています。
思い悩み、ブログを立ち上げた時にアメリカのギフテッド情報を発信し、声をかけてくれたのがあーちゃんママさんでした。
親バカで参りましょう、という言葉に背中を押してもらい、今に至ります。
ぼんちゃんのIQに関してはwisc3を1回、wisc4を2回受けていますが、それぞれ下位検査の結果がバラバラなので、ある程度の目安として見ています。
とにかく、コンディションによって変わりやすいぼんちゃんですので、あくまでも目安です。
実際目の前にいるぼんちゃんは”普通の”勉強が突出してできるわけではありませんが(説明が難しいのですが、嫌いな割にできる方です)、教えれば応用のきく子です。
実際、懸念していた4年生の授業の遅れも冬休みの間に塾からいただいたプリントをやり取り戻すことができました。(漢字以外)
それでも学校へ行くべきか…と考えてしまうのは、社会性の勉強と友達との付き合いがあるからです。
何よりも、本人が周りと同じでありたいという強い希望があり、私は将来的に(今もですが)それが彼自身を苦しめるのではないかと不安を抱いています。
※ぼんちゃんは学校では「意欲ある生徒」ではないため教師からも見過ごされるタイプの子どもだろうと思います。

そんなわけで、長年の研究とその成果が積み上げられているアメリカのギフテッド教育のあり方を学ぶことは有意義であると思いますし、せっかくその教育が「一定の成果があげられている」(ぼんちゃんの心理士による)ならば、形を変えず日本の教育に取り入れればいいのにと思います。
それが等身大の自分を理解し、意欲に繋がるならば、なおのこと。

ディスレクシアに関しては、日本はイギリスから30年40年も遅れているといわれています。
オックスフォードの大学院を卒業し、BBC Japanの記者である加藤裕子さんのブログでもそれに関し言及されていました。
同窓の中にかつてディスレクシア支援を受けられていた方々がいらっしゃったそうで。
今の日本では考えられないことだと思います。
(支援方法どころか、専門家自体少ない)

ダラダラと書いてしまいましたが、私としてはブログ・親の会等で共有した情報を元に、子どもに適した環境作りができたらいいなと考えています。

by icecream07 | 2017-01-10 08:27 | ギフテッド/2E